鋼製の包丁をどう扱うか
気をつけていないと
鋼製の刃物で気をつけなければならないのは、なにをおいても赤サビです。
使用後に水滴が残ってしまうとそこからサビが生じてしまいますし、放置するとそれがひろがってしまいます。
ですのでかなりしっかりと水分を拭き取ることも大事ですが、汚れをしっかりと落としておくこともかなり重要です。
日々のメンテナンス方法のひとつとしては、用いた後によく洗い、そして熱湯にくぐらせることです。
そして水滴が落ちたところでしっかりと布でぬぐいましょう。
毎回使うたびにそれを行うのは難しいかもしれませんが、ときどき思い出したときにそうするだけでも、赤サビ対策にかなりの効果がありますよ。
しかし、それでも赤サビが生じてしまうこともきっとあることでしょう。
赤サビが生じたときは
まずは、小さいサビの段階で対処することが肝要です。
しかし、広がってしまってもどうにかなります。
はじめて赤サビを見たときは動揺するかもしれませんが、砥いでしまえばだいじょうぶです。
まずは砥石を用意してください。
廉価のものでかまいませんが、なるべくぐらつかないものが望ましいです。
石の部分を水で濡らして馴染ませましょう。
包丁の赤サビ部分は、まずは布等である程度拭っておきます。
そして包丁の刀身部分も水で濡らしておき、全体を砥石に対して15度くらいの角度にし、ゆっくりと砥いでいきます。
はじめて研ぐ方でもそれほど難しくはありません。
刃物なので怪我をしないように気をつける必要はありますが、難しく考える必要はありません。
多少角度が違っても、ある程度きれいに砥げます。